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知っているだけで人間関係が円滑になる?「リフレーミング」について

 

「リフレーミング」ってご存じですか?職場や家庭内において、人間関係につまずいている人は今の時代きっと多いですよね。相手ありきのこの問題は解決が難しく、行き詰まってしまうこともあるでしょう。実はこの問題に一石を投じるとも言える手法が、この「リフレーミング」なんです!今日はあなたの人間関係を今よりも良好にするこの手法のお話しです。

リフレーミングとは、

英語でreframingと書くように、物事の枠組み(フレーム:frame)を変えることで、その出来事に別の視点を持たせる(re-frame)という考え方・概念です。その具体的な手法としては、二つあります。まず一つ目は、状況リフレーミングです。状況リフレーミングは、他に役立つ状況を考える、という意味です。どういうことかというと、例えば飛び込み営業に行った先で、つい余計なことを言ってしまい、先方を怒らせてしまったとしましょう。結果だけみれば、その行動は失敗です。営業職として、相手を怒らせてしまうことは致命的なミスとも言えるでしょう。ですが、この結果は「商談の場においては、正直に言うことが役に立ちそう」であったり「裏表のない性格が後輩に好かれそう」などと捉えることもできます。このように、状況リフレーミングを行うことによって、ただの失敗で終わることなく、他の状況価値を与えることができます。二つ目の手法は、内容リフレーミングと呼ばれます。この手法は、他にどんなプラスの意味や価値があるか考える、という意味になります。例えば先ほどのケースは「お客様と早く打ち解けようとした」ことや「その場を盛り上げようとした」ことに繋がり、その失敗に意味を持たせることができるのです。

さて、お読み頂いたように、リフレーミングは物事をプラスの方向に転換できる発想と言えます。もちろんご自身が奮起したい時や落ち込んだ時などに、このリフレーミングを取り入れることはとても有効だと思います。しかし、あなたの周囲の人に対してもこの手法を取り入れた言葉かけをしてみてください。きっと今よりも人間関係が円滑に進むことが多くなりますよ。しかし、お伝えしたような考え方は、日頃から意識していないとスムーズに浮かぶものではありません。ですので、最初はもっと短い単語でリフレーミングを取り入れることをオススメします。例えば、口下手=聞き上手、飽きっぽい=好奇心旺盛など、一見するとマイナスなイメージを持つ単語を、別の価値を持たせられるようなプラスの言葉に転換させるように意識してみましょう。「○○のおかげで」や「○○だからこそ」というワードも、プラスに転換させる際にはとても有効です。例えば、「飛び込み営業で失敗したおかげで、度胸がついた」や、「飛び込み営業で失敗したからこそ、慎重になった」という風にです。このクセは、皆さんの魅力を高めることにも繋がりますし、脳トレのようにもしかして知能指数も上がるかもしれません。ぜひご自分の言葉でこの変換ゲームを行ってみてくださいね!

さて、今回は人間関係における新しい考え方とも言える「リフレーミング」についてのお話しでしたが、いかがでしたでしょうか?日頃から意識していないと、いざと言う時に気の利いた言葉をかけることができないかもしれませんので、ぜひ日常的にリフレーミングを行ってみてくださいね。この考え方は、あなたの大切な人を前向きにさせるのにとても有効です。もしその大切な人が、問題やトラブルを起こしてしまい、落ち込んでいる時やネガティブな状況に陥っている際には、このリフレーミングによって、元気づけてあげてください!