生活

今、世界的に注目が高まってきている『サスティナブル』とは

『サスティナブル』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

サスティナブル(Sustainable)とは、「持続可能な」という意味で、もともとは、主に環境問題に配慮して節度ある開発をしていく、という意味で使われ始めました。

現在は、広く環境や社会問題、経済問題も含めて持続可能な発展を目指す意味で使われています。
ただ無理や我慢をするのではなく、多くの人が豊かな暮らしができて、それが将来も続けていけるように配慮や工夫をしていくこと、それがサスティナブルという考え方です。

最近では、環境問題や経済格差などに配慮した『サステイナブルデザイン』や『サスティナブルブランド』の商品扱う企業も少しずつ増えてきています。
個人でも、環境問題に配慮してリユース商品やできるだけ長く使える商品を選んだり、経済格差の解決のためにフェアトレード商品を選んだりと『サスティナブルライフ』を送る人も増えつつあります。

広がるサスティナブルフード

様々なところで注目されつつある『サスティナブル』という考え方ですが、最も身近なのは『食』に関することではないでしょうか。
日本でも、食品の分野で、サスティナブルという観点からいろいろな取り組みが広がっています。

特に水産の分野では、サスティナブルシーフードという言葉が使われるようになってきました。

今、環境破壊による海洋環境の変化や乱獲により、食用の魚が減少してきています。
クロマグロなど一部の食用の魚が絶滅危惧種に指定され、このままでは食用の魚が枯渇してしまうのではないかと心配されています。
この問題を解消し、この先も魚を食べ続けられるように、漁獲量や漁獲方法を配慮した魚や、減少している魚に代わる新たな食用の魚が「サステナブルシーフード」です。

また、フェアトレードの農産物もサスティナブルフードと言えます。
コーヒーなど一部の農産物では生産者に十分な利益がもたらされず、不安定な生活を余儀なくされている場合があります。
フェアトレードによって生産者の生活が安定すれば、この先も安心して作り続けることができます。

日常にサスティナブルを取り入れる 

個人で特別な取り組みをするのは難しいですが、何かを買ったり選んだりする時に、サスティナブルな商品やサービスを選ぶことはできます。

いくつか具体的な商品やサービスを紹介します。

・サステナブルキッチン ロージー
 提供される料理だけでなく、スタッフのユニフォームにまでサスティナブルにこだわったレストランです。
http://kitchenrosy.com/

・鮮魚居酒屋「四十八漁場」
 サスティナブルシーフードに関する取組みが評価され、第1回「ジャパン・サステナブルシーフード・チャンピオン・アワード」のファイナリストに選出された飲食店です。
http://www.48gyojyou.com/

・フェアトレード&国際産直マーケット Te to Te
 フェアトレードコーヒー豆を中心に販売しているネットショップです。
https://www.mvcoffee.net/

・フェアトレード専門ブランド ピープルツリー
 ファッションアイテムを中心にフェアトレードの商品を購入できるネットショップです。
 いろいろなカテゴリーがあるので、自分にあったフェアトレード商品を探せます。
https://www.peopletree.co.jp/index.html?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=a_fairtrade&yclid=YSS.1001013898.EAIaIQobChMIh-zj-4Ol6AIVDKmWCh3qmQq1EAAYASAAEgJp5fD_BwE

まとめ

サスティナブル(Sustainable:持続可能な)とは、
環境や社会問題、経済問題に配慮して、この先も私たちの暮らしが続けていけるようにしようという考え方です。

特に『食』の分野では、サスティナブルフードの考え方が広がってきています。

サスティナブルフードを取り入れている飲食店や商品を選ぶことで、日常にサスティナブルを取り入れることができます。

未来の私たち、未来の地球のために、できるところから始めてみましょう。