あなたはチャイを飲んだ事がありますか？普通のミルクティーと勘違いしている人も
いると思います。
チャイをあまり知らないあなたや、飲んだ事がないあなたへチャイの事や作り方などを
説明させていただきます。
チャイはインド発祥で普通のミルクティーではなく、砂糖やスパイスが豊富に入った
飲み物、それがチャイになります。
近年ではTVでもチャイが紹介されていますし、昔はカレー専門店のチャイというイメージ
がありましたが、今はカフェにもありますしティーパックでしたら無印良品にも売られているくらい身近な飲み物になってきました。
チャイとは何か？
チャイとはインドで飲まれているスパイス入りのミルクティーですが、昔はチャイ＝茶として
飲まれていたのです。茶葉やチャイの作り方によって香りも変わり、味に変化も起こるのですよ。
紅茶との違い
まず茶葉が違います。チャイの茶葉は細やかで粉末状の茶葉になるので、普通の紅茶と違い
味も濃くでるでしょう。そのため紅茶は軽い味わいがするのに対し、チャイは奥深い味わいがします。
チャイと紅茶は似ていると勘違いされやすいのですが、一言で言うなら作り方が違います。
紅茶は茶葉を入れて湯を注いで待ちますが、チャイは鍋に茶葉を入れて煮出すのです。
作り方が全然違う事が分かって頂けたでしょうか。
チャイの歴史
昔イギリスの植民地時代につくられました。
出来のいい茶葉はイギリスに輸出されて、残りの細やかな出来の悪い茶葉「ダスト」がインドに残ったのです。インドは昔から香辛料の種類が豊富にありましたので、ダストティーを
おいしく飲むためにスパイスなどを加えて、工夫されて作られた飲み物がチャイになります。
日本以外のチャイの事
チャイは国によって飲み方が変わってくるのですよ。
【インド】チャイはインドが本場なので、どこにでもありますが同じインドでも北側ではチャイで南側はインディアンコーヒーになります。
チャイは各家庭によって味が違うのです。日常的に飲みますし地域ごとにスパイスの分量も違ってくるのです。日本でいえば味噌汁の感覚に近いのかもしれませんね。
【ロシア】紅茶が冷めないようにジャムと一緒に飲みます。
苦いチャイをジャムの甘味がカバーするのでしょう。
【トルコ】ミルクなしで甘味だけのストレートなチャイですがとにかく味が濃いです。
【モロッコ】チャイにミントをいれます。
モロッコは夏の気候が乾燥していて４０℃～５０℃もありますので、ミント入りのチャイで
爽快感を出しているのでしょうね。
チャイの作り方
作り方～スパイスと１４０ｃｃ前後の水を沸騰させます。湯が茶色になったら茶葉もいれましょう。あとは砂糖と濃いミルクを足してから、もう一度中火で吹きこぼれないように(強火では苦みが出る)再沸騰させましょう。その後は茶こしでこして下さい。
茶葉はアッサムかセイロンがおススメですが、コクがあるアッサムの方がいいでしょう。
出来れば茶葉はCTCという専用の丸くてクルクルした紅茶葉がいいでしょう。
あとはスパイスが決め手で「シナモン、カーダモン、クローブ」この３点を出来るだけ
原型の物(ホール)を使う方が好ましいです。パウダーでも良いのですが香りが減ってしまいます。
(シナモン)割る→香りが良い
(カーダモンの種)つぶす→さわやか
(クローブ)そのまま→クールな香り
是非一度作ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
チャイの事を分かって頂けたでしょうか。深く知れば知るほど、味わいのある飲み物だと
いう事がわかりましたね。国によって作り方もかわりチャイの本場のインドでは実は歴史からも関係がしていたのです。
チャイを飲む事があれば色々な事を思い出して飲んでみてください！